偏微分などはふくめず、常微分に限定する。
微分の性質
開区間上で微分可能な二つの関数
について
和の方は非常に簡単に証明できる。微分の定義に立ち返る。
ここでの微分可能性が役に立つ。
積のほうを示す。やや難易度は上がる。定義から証明することは変わらない。
の微分可能性とそこから導かれる連続性を用いると、
s続いて、合成関数の微分を証明する。
合成関数の微分
厳密な証明を試みる。その前にお気持ちの理屈だけ説明しておく。
を定義に従って計算する。
微分可能性によりは配ることができて、最右辺は
に収束する。
これでも大半の関数に対して正しいが、より一般の関数に適用するためにすこし遠回りして証明する。
という二つの関数を定める。このときは微分可能なので
は連続な関数である。また、定義より
と
という等式が成り立つ。これらの等式によって
が導かれた
お気持ちによる証明ではが
になることを考慮しておらず、すこし穴があった。そこで微分を関数の差としてより適用範囲を広くして捉えることで、
割りを防いだ証明ができるのである。