黄金比は
と定義される無理数である。この無理数は方程式
を満たす。
さて、このときを考えてみよう。そのまま
乗すると計算量が大幅に大きくなるので、
を利用しよう。
であることに十分に気をつける。
まず、
が成り立つ。
ついで
と
という等式が導かれる。
ここでおもむろにを一次の形にしたときの、
の係数と定数項を並べてみよう。
係数は
、定数項は
🧐
😮
😁
何ということだ。フィボナッチ数列再登場である。初登場では階段を童心に帰って登る場合の数で登場したが、今回は黄金比の乗で現れた。このことをきちんと証明してみよう。証明はもちろん、数学的帰納法を用いる。
黄金比の冪乗にフィボナッチ数
フィボナッチ数列をと定義すると、
について、
が成り立つ
さて、この定理はを満たすような数に対して成り立つので、
ではないもう一つの解
に対しても同じ定理が成り立つ。すなわち
の二つの等式が導ける。これらを辺々引き算すると、となって
が導出される。このフィボナッチ数列の一般項のことをビネの公式という。
ビネの公式