数ならぬ

理学系のこと、特に数学について書きます。雑学的な知識もまとめていく所存。

-1から1の間の数の冪乗は0に収束することの変な証明

冪乗の収束
-1< r <1のとき、\displaystyle\lim_{n\to\infty}r^n=0

Proof

 1 > r\ge 0のときには0\leq r^{n+1}\leq r^nが成り立つことに注意すると、単調収束定理より、r^nは極限値を持つことがわかる。これを\alphaとおく。

 \displaystyle\lim_{n\to\infty}r^{n+1}=r\alphaが成り立つが、一方では、\displaystyle\lim_{n\to\infty}r^{n+1}=\alphaが成り立つ。

 よって\alpha=r\alphaという等式が導かれる。r\neq 1に注意すると、\alpha=0がわかる。

 (-r)^nのとき、この絶対値はr^nと等しく、挟み撃ちの原理によってこれまた0に収束する◽︎