金融の法則で、の法則なるものがあるらしい。
72の法則
これは複利の考え方がわかっていれば簡単に導ける法則である。次のように条件を設定する。
条件設定
単位時間というのは一月でもいいし一年でもいい。とにかく考えている時間の感覚である。であるので適当な整数で時間を代用してもいい。ヶ月を
と表してもいいし、
年を
と表してもいい。
このような離散的な問題には数列で漸化式を求めてやるのが定石である。
定義1数列
の定義
この定義から、即座にが従う。
また、求めるべき時間を次のように定義する。
補題1
の漸化式
この補題から、等比数列の一般項の公式を使うことで、であることがわかる。この式から
を求める。
定理1精密版
の法則
ここではそこまで大きくならないので、
に近いと思えて、次の近似が使える。
もはや近似をしたので定理とは呼べないが以下の事実を便宜上定理と呼ぶ。
ここでが成り立っていることから、
が成り立つこともわかるので、
この不等式によりによって
の下からの評価が得られる。またこの
に下駄を履かせてやって
としてやると
とかける。この
という数字を選んだ理由は
の約数が
と多いからだと言われている。別に
でもいいような気がするが
また式の形を見るとに依存しないことがわかる。これは微分方程式でも同じような話題が出てきてそのアナロジーとも思える。
この式を使って次のような問題について考えてみる。